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2025.10.31
【Vol.13】発作時の看護を考える

みなさん、こんにちは😊 愛玩動物看護師 的場です🐈🐾
一気に寒さが増し、温度管理が難しく体調を崩してしまいそうですね💦
当院でも、カーディガンを羽織るスタッフがちらほら...。


さて、今月は会社全体のVT(愛玩動物看護師)同士で【発作時の看護】について、座談会を行いました。 みなさんは、日々の診療の中で、突然起こる【発作】に戸惑うことはありますか?
私たちVTは、待合・緊急・入院など、様々な場面で発作が起こることがあります...。
今月私たちVTは、やさか動物病院や他病院のVT同士で「どんなことに気をつけているのか」「飼い主さんへの声掛け」「先生との連携」などの各場面ごとに対して、意見交換を行いました🗣️
今回は、座談会での内容を一部ご紹介します!

🐶発作を見かけたときの対応
「発作中、どんな点に気を付けて見守る?」というテーマでは、
・発作開始から治まるまでの時間を記録する
・どのような発作症状が出たかを記録や動画撮影をする
・動物の周囲にある物をよけ、二次被害を防ぐ
・人員を呼び、迅速な対応が可能な体制を整える
など、⋆今できることを、冷静に行う⋆重要性が話題になりました。

🐶飼い主様からの電話対応
「今、発作が出ています。」と電話がかかってきた場合、
・今も発作がおきているのか
・動画撮影可能か
・周囲のものをよけ、二次被害を防いでもらう
など、⋆現状の確認⋆が最優先事項であることが共有されました。

🐶発作が治まったあとの対応
「発作が落ち着いたあとの給餌や投薬の工夫」についても意見が集まりました。
・嚥下の確認を行ってから、飲み込みやすいリキッドタイプやペースト状のフードを与える
・枕で頭を高くする・意識があるか確認する
など、⋆無理をしない⋆ことを心がけ、誤嚥をさせない工夫をしていることを互いに知ることができました。

今回の座談会では、「どんな状況でも、落ち着いて対応する」ことの大切さを改めてみんなで感じる時間となりました!
一人ひとりの経験や視点を共有することで、対応の幅が広がり、チームとしての看護力も確実に高まっていると思います。
今後も、このようなテーマ別座談会を通して、VT同士で学び合い、より安全で温かい看護を提供できるよう努めていきます。

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